自律神経
自律神経は、
体の「不随意的な機能」を調節する「神経系」の一部です。
自律神経は、
交感神経系 と 副交感神経 の２種類の神経からなり、
体の内部環境（不随意的機能）は、
この２つの神経のバランスが保たれることで整えられています。
● 不随意的な機能とは、
心拍数、消火器系、発汗、唾液分泌、免疫機能 など、
意思に左右されない機能 のことをいいます。
意思と感情・感覚との関係、
自律神経は、
全身くまなく張り巡らされ、
全身のほぼ全ての器官（内臓、血管、筋肉、皮膚）を支配し、
生きていくための全身コントロールを 無意識 にしています。
２種類の神経作用は、
・「意思」とは無関係ですが、
・「感情」と「感覚」には影響を受けます。
| 種 類 | 「意思」とは、 | 作 用 | 「感情・感覚」には影響を受けます。 |
| 交感神経 | 無関係 | 興奮係 | ストレス（緊張、不安、怒り、動揺）、痛み、冷え、 など |
| 副交感神経 | 無関係 | リラックス係 | 安らぎ、無痛、温暖、 など |
拮抗して働く ２種類の神経、
自律神経は、
お互いに 「拮抗」 して働く 交感神経 と 副交感神経 の２種類の神経で構成されています。
拮抗作用の例 ）
| 各器官の機能（例） | 交感神経（興奮系） | 副交感神経（リラックス系） |
| 車にたとえると | アクセル | ブレーキ |
| 瞳孔 | 広げる | 小さくする |
| 気管支 | 拡張する | 収縮する |
| 心臓の働き | 活発にする | 抑える |
| 胃腸の働き | 抑える | 促す |
| 血圧 | 上昇させる | 下降させる |
| 血管 | 収縮させる | 拡張させる |
| 活発なのは | 昼間 | 夜間 |
● 拮抗とは、
交感神経 と 副交感神経 の
| ・一方が興奮すると、 |
| ・他方が抑制する、 |
⇩
といったお互いの 「シーソー関係」 をいいます。
故に 交感神経 と 副交感神経 が
| ・２つとも同時に興奮、 |
| ・２つとも同時に抑制、 |
⇩
するといった作用はありません。
各器官の健全な機能は、
体の各器官の健全な機能は、
この 交感神経 と 副交感神経 の バランス によって保たれています。
健康な人の体は、
自律神経とトリガーポイント、
自律神経が関与する諸症状は、
トリガーポイントを正すことで、
健康バランスが保てる体づくりが可能と考えられます。
考え方、
・交感神経と副交感神経は シーソー関係。
・健康な人の体は、この２つの神経の バランスが上手くとれている。
トリガーポイント局所の状態は、
・交感神経 が興奮⤴
・副交感神経が低下⤵
で、体は緊張状態です。
| ２つの神経は シーソー関係 | 交感神経（興奮系） | 副交感神経（リラックス系） |
|
トリガーポイント局所の状態は、 交感神経が 優位⤴ な状態。 |
交感神経が興奮し 過敏 状態 ↑ |
副交感神経は 低下 状態 ↓ |
そこを刺激すると、
交感神経の興奮が抑制⤵され、
神経のバランスが整い、体の緊張が和らぎます。
| ２つの神経は シーソー関係 | 交感神経（興奮系） | 副交感神経（リラックス系） |
|
トリガーポインを刺激すると、 交感神経が 抑制⤵ されます。 |
交感神経の興奮が 低下します ↓ |
副交感神経が興奮します ↑ （＝交感神経を抑制） |
結果、体の健康回復に貢献します。
たとえば、
施術を受けた後、
お腹が気持ちよくなる ことがあります。
⇩⇩
上記（拮抗作用の例）の 表を見ていただくと分かりますが、
副交感神経 の興奮は、「消化器系」の活動を亢進し、
胃腸の働きを促進する作用があります。
自律神経活動の証に、
整体の施術をうけた後、
他に、
・お腹がグルグル鳴り出す、
・おならが出そうになる、
・トイレに行きたくなったり、
・眠くなる、
・鼻づまり、
・涙が出る、
といった現象が出ることがあります。
もしあなたが、今の健康の維持、向上を考えているようでしたら、
ぜひ当院にご相談ください。
あなたのご来院を心からお待ちしております。
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